パパ活で返金要求は返済義務があるか?明確な線引き
パパ活で知り合った男性との金銭トラブルで多いのが、男性からお金の返済要求です。
パパ活なのでお手当は援助として贈与して貰った物だったが、それ以外に借金返済の為にお金を借りる事になっていた場合などは返金する必要があるのか?
貰う分と借りる分はどこで線引きされるのか、パパ活でのお金のトラブルについて紹介します。
パパ活でお金の返金要求された女性の体験談
とあるパパ活女子が借りたお金を返金要求された体験談です。
交際クラブ、パパ活サイト、出会い系サイトなどで出会った男性とパパ活を始めました。
1人の人とは週に2~3回くらいのペースでデートをし、3ヶ月くらい付き合い、トータルで100万円以上はお手当を貰ったんですが、その中にはお手当以外に借金があって返済が滞りそうだからと相談した時に「これ使ってと渡された分」もありました。
その後もカードの支払いに困った時などに貸して欲しいと言った時に、お金を渡してくれていたんですが…。
その後、段々と大人の関係を要求する事が多くなってきたので、嫌になって会うのを避け続けていると、男性から「会う気が無いならお金を返せ」と言われ始めたんです。
男性はお金を渡してくれる時に「俺が何とかしてあげる」と言っていたし、きちんと貸し借りの話はしていない。
しかし「お金を貸して欲しい」と言ったのも事実だから、この場合は返済義務があるのかどうか分からず返すか迷っています。
返済しないままでいると、親や友達に連絡してきたり、会社に督促すると言い出したり、警察や探偵を使うなどと言ってきたりしているので怖いです。
この場合、どういう問題になるかを紹介します。
パパ活で返金要求されたが返済義務はあるのか?
貰ったお金は返金する必要は無い
多くの弁護士サイトなどを見ましたが、見解はほぼ全ての人が「貰ったお金は返済義務は無し」でした。
パパ活はお手当をあげる事を前提にしており、また個人間で法的拘束力も無い状態でお金のやり取りをしているので、単なる贈与だから返済義務は無いと言う事です。
体の関係を前提にした契約は不法原因給付「不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することができない」とされているので、特に体の関係を含めている場合は返金要求は出来ないそうです。
民事も刑事でも争えないそうなので、事件や裁判にはならない様です。
ただ、体の関係が無く、単なるデートに対して先払いしているのに遂行されなかった場合は、返還義務が生じると言う弁護士さんもいました。
たしかに、これでも返還義務が無いなら、パパ活に限らず他の商売でも支障が出て来るでしょうし。
借りたお金は返済義務がある
借りる際に借用書を書いたり、「貸して」「貸す」などのやり取りがあるなど、明確な証拠がある場合は、その部分は返済義務があるそうです。
借用書がなくても、借りた、貸したと言う事が分かる証拠があれば良いので、きちんとした借用書じゃなくメールやLINEの文章でもOKだそうです。
契約と言う点では、利息はどうするか、いつまでに返済するかなども決めておけば、なお良いでしょう。
借用書はあくまで、何かトラブルになった時に、貸した事が本当かどうかが焦点になった時に法的な証拠の1つになるだけだそうです。
なので、法律家が用意した物でなくても、自分で用意した簡素な物でも、単なるメモ書きでも良いのです。
他にも銀行口座に振り込んだなら、その振り込みが分かる明細や通帳などがあれば良いし、LINEのやり取りなどから貸し借りがあった事を証明すれば良いだけ。
例えばパパから「一応、形の上での話だし、◯◯ちゃんの目標にもなるだろうし」と言われて書いただけの借用書であっても、第三者から客観的に見れば、借りたと言う証拠にはなるので、返還義務があると言う事です。
パパ側からすれば、そういう証拠が残れば返金請求できるので、トラブルになりそうな時はLINEなどでわざとそういう話題を出して、女性側が借りた事を認める発言や、返金の意志はあると言う事を発言させれば、後からでも証拠にはなると言う事でしょう。
返金要求が行き過ぎるとパパ側が罪に問われる可能性も
パパ側が裏切られた気持ちになり「それなら返済しろ!金を返せ」と言う気持ちは分かりますが、それが行き過ぎて、付きまとったり、自宅や職場まで押しかけたり、家族や友人などまで影響を受ける様な事をすれば、ストーカーとしてパパ側が罪に問われる可能性が出てきます。
もし、これに近い場合は、エスカレートする前に早急に警察か弁護士に相談しましょう。パパ活をやっていたと更に別の人にバレるが嫌なのは分かりますが、大きな事件になってからでは遅いです。
パパがストーカーになったなら以下の記事をぜひ参考にして下さい。